2019/02/25 | カテゴリー:院長ブログ
みなさん、こんにちは!
昨日、スーパーライザー勉強会で私は東京秋葉原でした。
いのうえ整骨院での施術はスーパーライザー使用頻度も非常に多く、
昨日のテーマは「胸椎に対するスーパーライザー使用法」でしたが
いのうえ整骨院でも「胸椎」は腰痛や肩コリまた、関節痛、スポーツ障害などにおいても
非常に重要と考え、胸椎のstretch等は皆さんに多くの方法を伝えています。
それでは本文に入ります。
一言に腰痛といっても「腰痛」は
腰痛の大部分(腰痛の85%)を占めるといわれる「非特異的腰痛」と
レントゲン検査やMRI検査によって病態が特定できる
「特異的腰痛」に分けることができます。
前回までにその「特異的腰痛」のなかの
「腰椎圧迫骨折」「変形性腰椎症」「脊椎分離症」「腰椎すべり症」を
ご紹介してきましたが、
このようなレントゲン検査などで
「腰椎圧迫骨折」「変形性腰椎症」「脊椎分離症」「腰椎すべり症」と診断されても
痛みの根本がそれらの病態ではないことは多くあります。
つまり、「腰痛」の15%といわれる
「腰椎圧迫骨折」「変形性腰椎症」「脊椎分離症」「腰椎すべり症」などの
「特異的腰痛」の中にも原因不明「腰痛」は隠れている可能性があるという事になります。
「特異的腰痛」のなかでも足のしびれを伴う「腰痛」として
よく知られている症病としては「椎間板ヘルニア」は
もはやほとんどの人が知っている「腰痛~坐骨神経痛」を伴う「腰の痛み」になります。
20歳代~30歳代のかなり若い年齢層にも発症する
また、レントゲンやMRI検査の中でも
腰椎の異常として約40%に見られる
「特異的腰痛」の中でも最も多い「腰痛」となり、足のしびれなどの
いわゆる「坐骨神経痛」を伴う場合が多い「腰痛」の形となります。
腰椎だけでなく、脊椎の間には椎間板があります。(上位頚椎除く)
椎間板の構造は外側の繊維輪と内側にある髄核とに分けます。
椎間板が老化してしまうと、内側にある髄核の水分が少なくなります。
20代~30歳代では髄核の水分が少ない状態という事は通常はありません。
それではなぜ、老化も起きていない20~30代の人に
「椎間板ヘルニア」が発症するのか?をご説明すると
仕事やスポーツなどにより、椎間板に強いストレスが生じてしまい、
椎間板外側の「繊維輪」に傷がついてしまうと
椎間板内側の「髄核」が「髄核」を包んでいる外側の「繊維輪」から
脱出した状態になります。
椎間板の「繊維輪」から「髄核」が飛び出した状態「椎間板ヘルニア」
という状態になります。
この状態で「繊維輪」から脱出してしまった「髄核」が
背骨から出ている末梢神経を圧迫してしまうと
いわゆる「坐骨神経痛」といわれる「足のしびれ」や「筋力低下」をまねくことになります。
「椎間板ヘルニア」で来院される人は非常に強い痛みを伴います。
「繊維輪」から脱出した「髄核」が神経を圧迫する痛み(神経性疼痛)
ヘルニア脱出による炎症(侵害受容性疼痛)が重なりとても痛い状態となります。
いのうえ整骨院では
「椎間板ヘルニア自体がだす痛みは2~3か月続きますよ」とご説明しています。
これは、破れた「繊維輪」の修復と脱出した髄核の貪食、
神経圧迫の修復期間に2~3か月を要するからです。
山梨県甲府市のいのうえ整骨院には
かなり、醜い状態の「椎間板ヘルニア」の患者さまも来院されます。
そのような患者様に対して、少しでも早く回復させていくには
全身的に回復力を高めて、局所への治療はとても大切なことと考えています。