2019/03/03 | カテゴリー:院長ブログ
みなさん
こんにちは!
山梨県甲府市にあるいのうえ整骨院・いのうえ整体院です。
前回のお話の中で
「椎間板ヘルニア自体がだす痛みは2~3か月続きますよ」とご説明しています。
これは、破れた「繊維輪」の修復と脱出した「髄核」の貪食、
神経圧迫の修復期間に2~3か月を要するからです。
と「椎間板ヘルニア」の修復機転についてご説明いたしました。
ここで「繊維輪」の修復や神経の修復期間は例えば捻挫などのケガの
回復期間と同じような理屈でその人の持つ「自然治癒力」により
損傷修復を行う機関という事になります。
一方の脱出した「髄核」の治癒は治っていくと「髄核」が
元に引っ込むということはありません。
「髄核」の治癒には人間の身体にもともと備わっている「免疫機能」を
最大限に発揮することが重要なことになってきます。
人間の白血球は「免疫機能」に重要な役割を担っています。
白血球は顆粒球・リンパ球・単球と3つに分けられます。
その中の単球(マクロファージ)の働きを活性してあげることが
椎間板の繊維輪から飛び出した髄核を元の状態に戻すことに大切と言えます。
単球(マクロファージ)は身体に異物を発見するとその異物に攻撃を仕掛け
代謝する免疫機能があります。(貪食作用)
このような椎間板ヘルニアの飛び出した髄核をマクロファージ(単球)が
食べてくれる貪食作用で椎間板ヘルニアの髄核の脱出は治癒する仕組みがあります。
このようなマクロファージ(単球)による貪食作用がうまくいかずに
髄核が吸収しきれずに残ってしまうと神経性疼痛(神経痛)が残ってしまう。
という事にもなりかねません。
山梨県甲府市のいのうえ整骨院・いのうえ整体院では
「慰安」ではない「根本治療」を心がけています。
「椎間板ヘルニア」に対してもマクロファージの活性ができるように
血流やリンパの流れの促進、自律神経の調性、冷えの改善などの
全身的な調整を行ないながら、局所へのスーパーライザー、ハイボルデジ治療を
はじめとした電気治療によるアプローチを行いながら、手技を加えて
椎間板ヘルニアをはじめとした腰痛~坐骨神経痛の治療を行っています。