2019/04/07 | カテゴリー:院長ブログ
みなさん
こんにちは!
いのうえ整骨院内ホームページでは1か月ごとにテーマを変えてお送りしよう。
やはりいつもの癖で1つのテーマにこだわりすぎて1つ1つのテーマが長くなっています。
という事で腰痛・坐骨神経痛のテーマも長くなっていますが・・・
日本人の不快な症状として常に1位・2位となっているのが「腰痛」という事もあり、
「腰痛」については「非常に興味深い」という方も多いと思います。
前回までのお話の中で「腰痛・坐骨神経痛」の中で85%は「原因不明」と書かせてもらいました。
残りの15%が「椎間板ヘルニア」や「腰椎分離症」「腰椎すべり症」「変形性腰椎症」
「脊柱管狭窄症」「腰椎圧迫骨折」などといわれるレントゲンやMRI検査などで
「腰痛・坐骨神経痛」の原因が特定される「特異的腰痛」となります。
その15%の「特異的腰痛」でも必ずしも画像診断と痛み・痺れが一致しないこともあります。
ただ、少なくとも「腰痛・坐骨神経痛」の85人/100人は原因不明の「腰痛・坐骨神経痛」になります。
ということは手術等が必要という人は15%以下という結果になります。
そして、例えば「脊柱管狭窄症」の診断で「脊椎の部分椎弓切除」などの
手術に踏み切っても手術後に「椎間の不安定性」が生じてしまうと
不安定になってしまった椎間に再度骨棘が増殖してしまうことで
脊椎の再狭窄という状態が起きてしまい「脊柱管狭窄症」が再発するリスクは多い。
という事をよく聞きます。結局、「脊柱管狭窄症」の骨棘の増殖が
なぜ?生じてしまったのか?という根本が解決しないと同じ状況・環境では
再発を繰り返してしまう。という事になりかねません。
そのような事態にならないようにしていくためには
「脊柱管狭窄症」となる「根本原因」を排除していくことが大切になります。
それが仕事での負担が原因なのか?スポーツが激しすぎるのか?
しかし、同じ仕事、スポーツをしていても
「腰が痛い人・痛くない人」「坐骨神経痛を発症する人・しない人」がいます。
そのような状況はみなさんお気づきかと思います。
ではなぜ?人間は腰痛を発症する人、しない人がいるのでしょうか?
「私は姿勢が悪いから腰が痛い」
「俺は太っているから腰から足もしびれる」
「運動不足だから」
すべて正解です。ではなぜ「姿勢が悪い・太っている・運動不足」は
腰痛~坐骨神経痛を発症するのでしょうか?
いのうえ整骨院ではそのような根本を探しながら
腰痛~坐骨神経痛の治療を進めていきます。
そして、腰痛~坐骨神経痛はその最終型ともいえる「脊柱管狭窄症」にならないように
していくことがとても重要です。
そのためには85%といわれる原因不明の「非特異的腰痛」の状態もしっかりと
ケアしていくことが腰痛~坐骨神経痛の方の最重要課題と言えます。