2019/05/20 | カテゴリー:院長ブログ
みなさんこんにちは!
いのうえ整骨院は県外からも当院の腰痛・坐骨神経痛治療に期待して頂き
多くの方に御来院頂いています。
このことに対しては腰痛・坐骨神経痛に限らずですが
私がいままで多く県外患者様を診させていただいてきた中で
どうしても治りにくい人がいます。
このような人を
「治らないのは治療者のせいではありません。」
「治らないのは患者様に原因があります。」などという
スピリチュアル的なことをセミナーで教えてくれた方もいました。
実際私も「治らないのは患者様側に原因がある。」と逃げていた時もあります。
また、腰痛や坐骨神経痛に限らず「食事・休養・運動」の3要素が
足りないと人間の回復力は低下してしまう。
これは確かなことではあります。
しかし、この治らない原因を「食事・休養・運動」の3要素に
当てはめても患者様側からすれば
「治せないことの言い訳」となってしまいます。
しかし、腰痛に例を挙げても
腰痛の85%は原因不明であるといわれます。
本当の原因が分からないと根本原因にアプローチすることができません。
現在の研究された考え方では
85%の非特異的腰痛といわれる原因不明腰痛であっても
シッカリと問診・触診・動作検査・整形外科的検査を行うことで
原因の見えない腰痛が原因の見える腰痛となります。
その中でも「原因は患者様の心の内にある。」
といわれるような腰痛はごくわずかと言えます。
よく、治療者の言い訳として
「この患者さんは“痛みこそすべて”と思って逃げている。」とか
「腰痛が治れば仕事に行かないとならないから、治らないのでは」
というような話があるというようなこともお聞きしますが
本当にそうでしょうか?
ごく1部の中の又わずかの人にはそのような人もいるでしょう。
しかし、実際は人間の痛みが
侵害受容性疼痛・神経性疼痛・心因性疼痛と分けられているので
心因性疼痛という人はもちろんいます。
しかし、これはあくまでストレス性疼痛という事であるのです。
「痛みを訴え逃げている。」ということは別です。
心因性疼痛は自律神経の不調をきたしたり、内分泌のバランスが崩れたりして、
血管が収縮しすぎたり、あるいは弛緩しすぎたりすることにより
組織の血流不足や酸素供給が滞ることで疼痛が起きると考えれば
心因的ストレスによって疼痛が生じることは十分に起きることが考えられます。
そのような疼痛に対しては
シッカリとストレスの調整を行なっていくことが大切です。
いのうえ整骨院・いのうえ整体院では
本年度は「腰痛」に対してさらに研究を深めていくことにしています。
より腰痛・坐骨神経痛でお悩みの人のご期待に応えられればと思います。