2019/07/08 | カテゴリー:院長ブログ
みなさん
こんにちは!
腰痛や坐骨神経痛の85%はレントゲンやMRI、CTなどでは
病態把握のできにくい、一時期は原因不明腰痛といわれていました。
その85%の腰痛や坐骨神経痛は原因不明ではなく
レントゲンやMRI、CTなどでは症状が描出されにくい
椎間板性腰痛・椎間関節性腰痛・仙腸関節性腰痛・筋筋膜性腰痛・上殿皮神経障害など
が原因となる非特異的腰痛といわれるものです。
非特異的腰痛である腰痛や坐骨神経痛において、
その腰痛や坐骨神経痛がどのような日常動作で痛いのか?
その日常動作や仕事での姿勢、スポーツ活動での痛みを診ていくことは
原因のわかりにくい腰痛を診ていくには重要となります。
腰をそらす動作が痛い場合では椎間関節に原因がある腰痛や坐骨神経痛が疑われます。
腰を前屈すると痛い場合では椎間板に起因する腰痛や坐骨神経痛を疑います。
前屈も後屈も痛い場合では仙腸関節性の腰痛を疑います。
動き出しはいたいけど、動いているうちに痛みが楽になるような腰痛では
筋筋膜性腰痛症を疑いますが筋筋膜性腰痛の場合では
他の椎間板性腰痛・椎間関節性腰痛・仙腸関節性腰痛・上殿皮神経障害などに
合併されることの多い腰痛と言えます。
また、レントゲンやMRI、CTなどでは状態が描出される
特異的腰痛である椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症・腰椎分離症・
腰椎すべり症・腰椎圧迫骨折・変形性腰椎症などにも
仙腸関節炎や筋筋膜性腰痛は併発しやすい腰痛や坐骨神経痛となります。
また、自分の痛みの部位を押してみて
痛みの部位が腰椎の上にあれば椎間板性腰痛・椎間関節性腰痛の可能性があり、
仙腸関節という骨盤の仙骨と腸骨の間が痛い感じでは仙腸関節性の腰痛の可能性を疑います。
また、背骨ではなく筋肉のあたりが押していたいと感じれば筋筋膜性腰痛の疑いがあります。
ただ、自分で押さえて痛みの部位を特定することは非常に難しいことは事実で
いのうえ整骨院でも腰痛・坐骨神経痛の人に
「どの辺が痛いですか?」とお聞きしても
「このあたりかなぁ~」と漫然とした感じが多く、
「私はここが痛い」とピンポイントで指さす人は少ないと思われます。
当院でもこのような動的検査や患者様自身による「痛みの部位の指差し」だけでは
当然腰痛や坐骨神経痛の病態把握は難しいので
すでに整形外科や病院で検査してもらった人は
その結果を参考にさせていただきながら
SLRtest、ファデーフtest、ファベレーtest、ケンプtestなどの
整形外科的テスト加え、
問診による本人の訴えを参考にしながら
触診等により、レントゲンやMRI、CTなどでは状態が描出される
特異的腰痛である椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症・腰椎分離症・
腰椎すべり症・腰椎圧迫骨折・変形性腰椎症などであっても
それ以外の筋筋膜性腰痛や仙腸関節炎の合併や
レントゲンやMRI、CTなどでは症状が描出されにくい
椎間板性腰痛・椎間関節性腰痛・仙腸関節性腰痛・筋筋膜性腰痛・上殿皮神経障害などにおいても
その腰痛や坐骨神経痛がどの腰痛や坐骨神経痛に当てはまるかを
シッカリと見ていくことが施術を行っていく第一歩だと
山梨県甲府市のいのうえ整骨院では考えています。