鼠径部痛症候群｜山梨県甲府市のいのうえ整骨院

鼠径部痛はスポーツによる使いすぎ等で誘発されるもので

体幹を構成する筋肉群、股関節・臀部の筋肉群の

筋力の低下や柔軟性の欠如

骨盤を支える筋力安定性の低下によって不安定性が生じる

体幹⇄下肢が連動して動かない癖などにより協調した動きが出来ないこと、

筋肉のバランスが崩れた状態での筋緊張により、

体幹～股関節～下肢の協調性が乏しくなり、

鼠径部周辺の痛みや筋機能の低下により

周辺の血液循環も低下することにより発症かると考えられます。

鼠径周辺部痛症候群(groinpain syndrome)といわれることが

現在の一般的な呼ばれ方です。

以前はスポーツヘルニアと言われていたものも

個の範疇に入るものと言えます。

そのような柔軟性やバランス(安定)・協調性に不具合があるまま、

競技を続けることによって体幹～股関節周辺に

痛みなどが生じてしまうことが考えられます。

他のスポーツよりサッカーによって起こることが多いとされています。

また、１度発症するとなかなか治りにくいとも言われています。

鼠径部痛は

1大腿内転筋付着部炎、

2腹直筋付着部炎、

3大腿直筋炎、

4腸腰筋炎、

5スポーツヘルニア、

6恥骨結合炎などがありますが治療法とともに

詳しくは当ホームページ傷病ページ「グロインペイン」を参照ください。

鼠径部痛(グロインペイン・スポーツヘルニア)については

他のスポーツ外傷などとの鑑別も重要となり、

筋肉の損傷であれば内転筋や外内転筋の損傷

骨折では大腿骨頸部疲労骨折・恥骨下枝疲労骨折・

下前腸骨棘剥離骨折・坐骨剥離骨折等が

鼠径周辺部に疼痛が生じます。

スポーツ外傷以外でも

腰椎椎間板ヘルニアや筋膜性腰痛を含む腰痛、股関節関節唇障害などが

考えられるのでしっかりとした鑑別が大切です。

一度発症してしまうと治りにくいといわれている鼠径部痛なので

鼠径部痛の再発防止には「体幹ｅｘｅｒｃｉｓｅ」等を正しく行っていくことは

とても大切なことと考えられます。

いのうえ整骨院では体幹をもう一度「作り直す」ように

シッカリと正しく行える「体幹ｅｘｅｒｃｉｓｅ」の指導も

『仙骨バランス療法』施術の中に

組み入れて皆様に実践していただいています。

鼠径部痛(グロインペイン・スポーツヘルニア)の発症するスポーツでは

競技人口にも関係すると思いますが

やはりサッカーが圧倒的多く、

ラグビーやアメリカンフットボールがつづきます。

自発痛(患者様の痛みを訴える部位)では

鼠径幹部が最も多く、内ももの付け根も一緒に痛いという人もあり、

大腿直筋(大腿四頭筋)の筋肉付着部、恥骨結合、坐骨、肛門、陰部

という訴えもあります。

鼠径部痛(グロインペイン・スポーツヘルニア)はこじらせてしまうと

治りやすい傷病と言えないことは事実です。

実際、鼠径部痛(グロインペイン・スポーツヘルニア)が回復しないで

引退となってしまった選手も多くいると聞きます。

サッカーを始めとしたスポーツでの鼡径部の痛みが

気になり始めたら早めの治療が大切です。

鼠径部痛に限らず、スポーツ障害の場合

「なぜ、今回スポーツ障害の痛みが発症してしまったのか？」

という事を突き止めていくことが大切です。

もちろん、スポーツ障害はオーバーユース(使いすぎ)により

発症することが多いのですが

「いつもと練習・試合の量・質は変わっていない。」

「他の人と同じように練習しているのになぜ私だけ？」

「スポーツ障害を繰り返しているけど・・・」

このような人は特にスポーツ障害になってしまう原因を特定していくことが重要です。

いのうえ整骨院には腕・体幹部・脚と分けて筋力の状態を測定できる

「インボディ」という測定器を設置しています。

サッカーをしている人の中には「脚力はすごく強度」であるのに対して

「上肢の力のが弱く」上半身/下半身のバランスがわるい。

という人もいのうえ整骨院で「インボディ測定」をすると

測定される人も少なくありません。

そのような原因と考えられることをしっかりと把握しながら

もし、上半身/下半身のバランスがわるい場合でも

痛みが鼡径部や腰部であったとしてもいのうえ整骨院では

上半身トレーニングの方法等を御指導していきます。

骨盤や骨格・関節のゆがみであればAKA(関節運動学的アプローチ)

筋力であればアプライドキネシオロジーによる筋力バランス

疲労やストレスであれば自律神経やホルモンバランス調整など

いのうえ整骨院では鼠径部痛の治療を

全身的に診ていきながら、局所へのアプローチを行います。