- マラソン・長距離を走っている
- 膝の外側に痛みがある
- 走ると痛い
- 膝の外側を押すと痛い
- O脚である
- ランニングを始めたばかり
- ランニングの距離を延ばした
- レントゲンでは異常がないといわれた
腸脛靭帯炎が生じる腸脛靭帯は
骨盤の腸骨稜から太ももの外側を通って、脛骨(すねの骨)の
外側ガ―ディ結節に連なる靭帯です。
腸骨稜から生じる腸脛靭帯は大腿筋膜張筋から腸脛靭帯に移行しますが
その他大殿筋や中殿筋という筋肉とも関係しています。
腸脛靭帯炎は長距離ランナーや自転車競技などに多く発症するといわれ、
膝を屈伸する膝運動の時に腸脛靭帯が膝の少し上の骨の隆起した部分と
腸脛靭帯で擦れる状態を繰り返すことにより
腸脛靭帯に炎症が生じ、疼痛等を引き起こすといわれます。
もちろん、すべての長距離ランナーや
自転車競技者などに起こるわけではなく、
腸脛靭帯の過緊張状態で生じるといわれ
腸脛靭帯炎の他に腸脛靭帯の過緊張状態では
弾発股、膝蓋骨(お皿)の外側変位、
脛骨の外旋変位等がみられることがあるといわれています。