2021/01/21 | カテゴリー:院長ブログ
みなさん、こんにちは!
山梨県甲府市にあるいのうえ整骨院です。
健康を考えていく上で
自律神経のバランスを整えていくことはとても重要です。
しかし、自律神経は自分の意志では
どうにも調整していくことは難しいものです。
いのうえ整骨院では皆様の痛みや不調に対して
「仙骨バランス療法」でのアプローチを行っています。
「仙骨バランス療法」はいのうえ整骨院の
平成4年開業時からの28年間に及ぶ施術経験の中で
人間の痛みや不調を体の中で
根本的に回復できるようにするには体の
どこに?
どのように?
アプローチしていけば自然治癒力を向上できるのか?
を考えて導きだしたアプローチ法です。
基本は全身的に診ながら、
局所へのアプローチを行っていくものとなります。
極端に言えば、
「首の痛みを訴える人の治療を首への局所アプローチを行いながら
足関節のバランスを調整していく。」こんなことを行います。
そして、「仙骨バランス療法」では
7つのバランスを整えながら局所へのアプローチを行います。
自律神経(内分泌・免疫含)・神経伝達・筋力・エネルギー・内臓経絡・
筋・身体(骨盤・骨格・関節含)という
7つのバランスを整えて根本回復を目指しています。
自律神経のバランスを整えてあげることも
現在のストレス社会においては非常に大切なことです。
いのうえ整骨院でスーパーライザーを導入したのは1999年になります。
既に20年が経過します。
その間にスーパーライザーも進化して
今では出力が10Wという高出力の光線を照射できます。
それにより短時間で身体のより深い部分への照射が可能となりました。
自律神経のバランスを崩して
いのうえ整骨院に来院される方はとても多くいます。
自律神経のバランスが崩れてしまうと
不眠や易疲労、痛みがなかなか改善しない、原因不明の不調など
色々な症状に悩まされて困っている人はとても多く見られます。
自律神経の状態は交感神経という活動する時に使う神経と
副交感神経という休む時に働く神経が
バランスよく調整されることで人間は楽しく活動したり、
活動の疲れをとり除くことができます。
ここから先は自律神経について少し皆様に伝えていきたいと思います。
いのうえ整骨院では来院される
皆様のストレスや自律神経の状態を
その後の施術の参考とするためにナノパルスという
自律神経測定機器によるストレスや自律神経の測定を行っています。
現代のストレス社会においては
明らかな外傷である「転んだ」「ぶつけた」というような
捻挫や骨折・打撲・肉離れなどは別として
例えば「長引く腰痛」
「頭痛を伴う肩こり」
「特に変わったことをしていないけど腱鞘炎になってしまった。」
などのような痛み、
「眠れなくなってしまった。」
「めまいがするけど検査では異常が見つからない。」
「原因不明の不調が続いている。」
というような不調に対しては、
皆様のストレス状態や自律神経、ホルモンバランスなどを
把握していくことが大切であると考えます。
自律神経測定のナノパルスでは指先3分間の計測により・・・
ストレス・自律神経の指標として
神経・内臓温度(深部の冷え)・自律神経(交感神経・副交感神経)の働き
交感神経:副交感神経の比率
肉体的ストレス(蓄積されたストレス)・精神的ストレス(今日のストレス)
ストレス対処能力・自律神経調整能力
疲労度・心臓安定度・
平均心拍数・最高心拍数・
最低心拍数・異常心拍数
ストレス指数を100点中から算出します。
血管の状態として
脈波の状態・拍出強度・血管の弾性度・残血量を測定します。
この状態から血管年齢を算出します。
ナノパルスはHRVという心拍の変動や
APGという加速度脈波を計測して
ストレス状態や血管の状態を観察していく測定器です。
ストレス社会において、自律神経のバランスを
崩してしまう人はとても多くなってしまっています。
それは老若男女問わずに同じことが言えます。
ご自身のストレス状態を知って、
バランスが崩れていればその対処を行っていくことは重要です。
いのうえ整骨院で自律神経の測定を行うことにより
皆様のお身体の状態が色々と見えてきます。
ナノパルスで計測する自律神経やストレスの状態は
HRV(Heart Rate Variability:心拍変異度)により測定していきます。
実際の自律神経測定は
すでにいのうえ整骨院で計測したことのある人は
お分かりの事だと思いますが
指先(通常左手人差し指)にクリップを挟み
3分間の計測により、計測が可能です。
ナノパノスによる自律神経・ストレス測定では
指先に挟んだセンサーによって、心拍動の微細な変化を
波形分析します。
HRV(Heart Rate Variability:心拍変異度)解析
HRV(心拍変異度)解析により、ストレスによる体の変化を測定し、
現状の健康状態や精神的状態を確認できます。
HRV(心拍変異度)解析では3分間計測した状態を
自動解析して、自律神経の状態や
交感神経・副交感神経の比率等が確認できます。
いのうえ整骨院では自律神経測定を行い、
ストレス状態を計測した資料を皆さまにはプリントアウトしてお渡ししています。
その中にあるグラフはHRV(心拍変異度)を表しています。
このグラフでストレスの対処能力が高い方は
規則的なHRV(心拍変異度)を示すことが理想です。
ストレスの対処能力が高い、
自律神経のバランスが良い方は規則的なジグザグ状態になります。
HRV(心拍変異度)が
減少(ジグザグにならずに非規則的ジグザグや防戦のようになっている状態)では
心臓の拍動の変化が複雑にならずに
心拍変異度が減少している状態と言えます。
心拍動のピーク間の微細な変化は
自律神経の恒常性の状態を推定できると考えられます。
健康で調整能力の良い人では体温や血圧に敏感に反応出来て、
その時その時に良い状態になるように反応できる状態と考えられます。
一方健康に問題がある、
問題が生じそうな人ではその反応ができにくくなってしまいます。
いのうえ整骨院で行っているナノパルスによる自律神経測定では
指先に挟むセンサーによって心拍間の微細な変化を読み取り、
自律神経の働きや交感神経・副交感神経の比率等を測定します。
ストレスに対する対処能力や
自律神経のバランスの状態をチェックできます。
よく、いのうえ整骨院に来院される前に、
「整体に通っていた時に自律神経が乱れているといわれました。」
などと話してくれる人がいます。
この整体とか名乗って「治療もどき」を行っている人は
何をもって「自律神経が崩れている。」と分かるのでしょうか?
自律神経の不調と言っても
まずストレス状態の「交感神経優位」の場合もあります。
逆に極度の弛緩状態である「副交感神経過緊張」状態も考えられます。
その、「交感神経過緊張」「副交感神経過緊張」も
その原因がストレスから生じる場合もあれば、
ホルモンバランスの崩れ、免疫力低下、
冷えによる血管収縮、蓄積した疲労など、
その原因は様々と言えます。
そのような状態を例えば「夜眠れない」と訴える人を
すべて「自律神経が乱れている。」といって
なぜ?それが自律神経を調節する行為なのか?
訳の分からないような
「もみほぐしや“整体”と称した荒っぽいことを行うのか?」
謎だらけです。
自律神経・ストレスについてのお話ですが・・・
ここで整体やカイロプラクティック等の
無資格治療(もどき)についてお話したいと思います。
もし、皆さんが「今の仕事辞めて、整骨院でもするか」と思った時
整骨院はすぐに始めることはできません。
整骨院は専門の養成学校に3年(4年のところもあります)通って、
解剖学・生理学等の基礎医学もしっかり学び、
専門の整骨院の勉強もして国家試験に合格して、
初めて整骨院で患者さまを診ることができる免許証を取得できます。
一方の整体やカイロなどと名乗っているところはどうでしょうか?
「今の仕事辞めて、整体でもするか?」と考えた人は
明日からでもできます。
整体には資格や免許はありません。
よく「整体養成学校」とか整体と名乗っているところに
書かれていることを見かけます。
「資格もない人が素人の人に“なんかわからんようなことを
教えて”授業料を取る。」怖い事だし、
その料金を支払う人も馬鹿らしいと思います。
当院に来院される前に「整体に行っていた。」という人もいるので
警告としてわき道にそれましたがお伝えしました。
皆さん全員がいのうえ整骨院に来なさいという事ではなく、
「整体」は国家資格を有する整骨院・接骨院や鍼灸院などで受けてください。
いのうえ整骨院でナノパルスによる測定を行うと
その測定結果をプリントアウトしてお渡ししています。
このプリントアウトした用紙の中の左上に
TP(Total Power)VLF(Very Low Frequency)LF(Low Frequency)
HF(High Frequency)を表すグラフがあります。
このグラフの色帯の真ん中にある赤色の細い縦線は
その人と同じ性別/年齢の平均値です。
また、紫(Total Power)緑(Very Low Frequency)
赤(Low Frequency)青(High Frequency)の色帯は
その被験者の状態を表します。
色帯が真ん中にある赤色の細い縦線の中に入っていれば
よい状態いう判定になります。
※Frequencyは周波数です。
ナノパルスによって計測した脈波の周波数の状態を読み取ります。
紫TP(Total Power)ではVLF(Very Low Frequency)LF(Low Frequency)
HF(High Frequency)の全てのデータの総合的状態を表しています。
自律神経の活性状態を反映して、自律神経調節能力を表しています。
慢性的ストレスのある方や疾病状態では紫(Total Power)は減少します。
緑VLF(Very Low Frequency)では体温の調節と関係、
血管運動やホルモン、心肺のメカニズムに関連していると考え、
疲労蓄積状態、不整脈の人はたいていVLFは低く、
閉鎖性睡眠障害、無呼吸症候群等の呼吸困難、
低酸素血症の無呼吸時の疾患にはVLFの増加が観察されることが多く、
VLFのPowerは酸素交換が欠如すると増加すると考えられます。
紫色のTP(Total Power)を向上するためには
VLF(Very Low Frequency) LF(Low Frequency)
HF(High Frequency)をバランスよく働かせていくことが必要となります。
しかし、これらのバランスを調整していくことは
自分の意志では難しいことは事実でもあります。
いのうえ整骨院ではVLF(Very Low Frequency)の働きを
調整していくために深部体温が上がりやすくなるように
「メディストーンベッド」「マイルドホットウェーブ」等を活用していただき
VLF(Very Low Frequency)の調整を行なっています。
次回は赤(Low Frequency)青(High Frequency)はe何を表しているのか?を探ってみたいと思います。