2018/10/24 | カテゴリー:院長ブログ
みなさんが「とても緊張した状態」「怒りで、興奮状態」の時など
体や手が震える事を経験したことがあると思います。
興奮状態で頭に血が上ったとような時には
交感神経過緊張状態もピークになり、アドレナリンも大量に放出されます。
そのような状態では心拍数も急上昇し、震えることが自分ではコントロールできない
超興奮状態とも言えます。よく聞く「武者震い」もこの一種といえます。
自律神経の働きやバランスは高齢者など年齢とともに自律神経の働きも
老化してくることで自律神経のバランスは整いにくくなってしまう方も多いと考えられます。
「夜、寝つきが悪くなる。」「血圧が上がってしまう。」「老眼が進んでくる。」
「更年期障害で不調になる。」「夜中に何度もトイレに起きる。」などというような
今までも不調に感じていたことがより頻回になったり、状態がひどくなってしまう。
こんなことが年齢とともに起こってしまいます。
いのうえ整骨院に訪れるこのような状態の方たちには
特に「更年期の原因不明の不調」で困っていのうえ整骨院に来られる人に対して
「ホルモンバランスと自律神経は密接に関係してきますよ。」とご説明します。
ホルモンバランスは内分泌系です。
内分泌の中枢は視床下部にあります。そして、自律神経の中枢も視床下部です。
また、免疫系も視床下部に中枢があるのでこの3つは密接に関係します。
ホルモンのバランスが悪くなると視床下部では内分泌の調性を一生懸命行おうとします。
そうすると自律神経や免疫の調性に間に合わなくなり、
ホルモンバランスを崩すことで自律神経のバランス調整が視床下部で間に合わなくなり、
「更年期になったら、夜寝れなくなった。」
「睡眠のリズムが崩れることで心体が疲れて、“鬱気味”になってしまった。」
免疫系の働きも悪くなるので「風邪をひきやすくなってしまった。」
こんな状態にもなってしまうことも考えられます。
いのうえ整骨院では「ホルモンバランス」には「運動が大切です。」
と自律神経の不調に悩む皆様にお伝えしています。
勿論、「お伝えする。」だけでなく「ストレッチや運動指導」も行います。
それを実践して頂けているかどうかは不明ですが・・・
自律神経の不調などの運動には「有酸素系」と「少しきつめ」の運動に分ける必要があります。
自律神経の不調にはにはアドレナリンが放出される交感神経優位の状態と
アセチルコリンの出される副交感神経優位の状態とがあります。
いのうえ整骨院では自律神経の不調をナノパルスという測定機器を使い測定します。
その測定値により交感神経の過緊張状態で調子が悪い人には
「ゆっくりとした運動」をご指導します。
副交感神経が過緊張状態では「少し強めの運動」をご指導します。
運動の強度としては「ゆっくり呼吸ができる状態の運動」ではリラックスして体が
動かせるので交感神経の過緊張がほぐれてきます。
副交感神経が優位で心体が「休息モード」で調子が悪い人には
すこし「息を止めるくらいの強度」「運動後息がきれる程度」の
運動によりアドレナリンを上げて交感神経優位にしていくことがよいと考えます。
山梨県甲府市のいのうえ整骨院では単なる「除痛」「不調を取り除く」という事に
とどまらずに「運動指導」「栄養指導」などが
これからの健康維持・増進には大切と考えています。